摂食嚥下リハビリテーション 高齢者では、咀嚼機能や嚥下機能が低下しやすく、誤嚥性肺炎も多いことが知られています。我が国では高齢者が増加していますので、誤嚥性肺炎の発症やそれにより亡くなる方が増加しています。 当院では、札幌歯科医師会が行う摂食嚥下リハビリテーションにも参加しています。 摂食・嚥下とは、食物を認識して口に取り込むことに始まり、胃に至るまでの一連の過程のことです。 この運動に支障を来すのが摂食・嚥下障害です。 摂食嚥下障害とは、このような動作がスムーズに行えず、食事中にむせてしまう、食べ物を飲み込むことだけでなく、口の中に入れることや、噛むことさえできなかったり、認知症のために「食べる」ことさえ認識できない状態を言います。 最近、このような症状はありませんか? 食べ物をよくこぼす。 なかなか飲み込むことができない。 食事の時間が長くなった。 飲み込むときよくむせる。 水がうまく飲み込めない。 痰(たん)が多くなった。 これらの徴候が多くみられた場合、摂食・嚥下障害が疑われます。 訪問歯科 全身の健康は正しい噛み合わせと、非常に密接な関係があります。 不適合な義歯は食欲の減退を招くだけではなく、不十分な咀しゃくにより、胃腸や他の内臓に大きな負担をかけます。お口の中に”よく噛めない・歯が揺れる”などの不具合が生じた場合、できるだけ早期の処置が必要と考えます。 ご高齢者やお体の不自由な方など、通院が困難な方のために、歯科医師・歯科衛生士がご自宅や病院・介護施設などに訪問して歯科治療をおこなう医療サービスです。当院では訪問診療用ユニットおよびポータブルX線撮影装置を使用して 訪問診療を行っております。 各種保険が適用となります。 1回の訪問に付き訪問診療費と居宅療養管理指導費として1,000〜2,000円前後(1割負担の場合)がかかりますが、治療費は通院した場合と同じです。 |
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